2012年01月01日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます


アホな画像でごめんなさ〜い^^;
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


【映画以外のコト/日々のあれこれの最新記事】

2011年12月24日

Merry Christmas!

Merry Christmas!2011



2011年11月05日

『新少林寺』(普通話音声、簡体字字幕)

『新少林寺』を見たのは今年の初め、1月25日。
冬の最中で、すんごい寒かったのに、興奮のあまり汗だくになった(笑)
というか、終盤の戦いのシーンでは、もう、マジで脳の血管キレるかと思うほどだった。
そして、帰り道、上着を脱いで帰ってきたのに、家に着いても暑くて暑くて・・・。
アドレナリン噴出MAX状態になったのだよね。

その『新少林寺』、東京国際映画祭でも上映され、試写会ももう済んだのかな?、で、いよいよ11月19日にロードショー!!

ということで、見た日にツイッターで感想をつぶやいたのだけど、一応ここにもアップしておきます。(ツイッターのつぶやき流用してるので、ちょっと散漫だけど^^;)

戦乱が続き荒廃した民国時代、傲慢な軍司令官 候杰(アンディ・ラウ)が、義兄弟であり腹心の部下である曹蛮(ニコラス・ツェー)の裏切りに遭い、造反者の汚名を着せられ、娘を亡くし、妻とも別れ、少林寺に匿われて武僧たちと暮らすうち、慈悲の心を学び、民衆のために生きようとする・・・といったストーリー。

アクションシーン満載なのだけど、単にアクションを見せる作品でも、勧善懲悪作品でもなく、描いているのは、ひとりの男が成長する姿。
そして、僧たちが自らの身をもって体現する「慈悲」と「救済」。

かつて、武術選手であったジェット・リー(当時はリー・リンチェイと表記されていた)を一夜にしてトップスターにし、世界に「少林寺」の名を知らしめた映画『少林寺』。
30年の時を経て、香港を代表する監督と俳優陣(大陸俳優含む)によって、少林寺を舞台とした、新たな、美しい物語が誕生したのである。

中国語音声、中国語字幕での鑑賞だったけど、ストーリーもテーマも非常にわかりやすく(仏教用語はちゃんと理解できていないかもしれないけど)、言葉の壁はほとんど問題なかった。
主要登場人物それぞれキャラが立ってて、それぞれに見せ場あり。時に笑いもあり。(が、この笑いのある分、切なくなるのだ〜。)
アクションシーンは、少年武僧たちを含めて「できる人」たちが多数なので、見応え十分。
そして、ベニー・チャン監督なので、お約束のドッカン、ドッカンも。しかも、ものすんごい^^;

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主演のアンディ、文句なし。
アクションシーンは、「できる人」たちの中にあってプレッシャーだったと思うけど、よく頑張ったと思う。さすが!
そして、主題歌「悟」、これがまたすばらしい〜〜!!
エンドクレジットの美しい映像とアンディの歌で感動倍増。
帰ってソッコーで、携帯(中国の)の着うたに「悟」をダウンロードして設定。今現在も。

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悪役のニコ、残虐、残忍、よくこんな役受けたなぁというほどエグい役。
年初にして、本年度の悪役賞決定。(と、見た直後は思ったのだけど、ごめん、ニコ、『武侠』のジミー・ウォングさんの方がよりインパクトがあったので、今回は取り下げです^^;)
だが、ため息出るほど美しいんだな、コレが。いや、実際、ため息出た。ニコの悪役サイコー!!
んでもって、ニコにあんなことされるファン・ビンビンが羨ましい〜〜。(私も水責めされたい・・・)

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ウー・ジンくん、少林寺の師父役。貫禄十分。アクションシーンは武術家としての本領発揮。
そして、彼の見せ場は涙なくして見られない。ある意味一番カッコいい役。(と私は思った。)
ウー・ジンくんファンの方は期待してOK。

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ジャッキー、特別出演だけど、けっこう出番あり。もちろんお笑いもあり。だが、しみじみもさせてくれる。
アクションシーンも、今回は達人の役ではないけど、ジャッキーらしい見せ場あり。
アンディとのツーショットは感動。共演20年ぶりくらい?

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行宇改め延能さん、悪役多いけど、『葉問 序章』に続き今回もいい役。
ウー・ジンくんと同じく、武術家としての本領発揮。
欲を言えば、もっとアクションシーンを見たかった・・・。

余少群くん、伝統劇で培った所作が美しい。でもちょっとコミカルな役。
「蒼穹の昴」の春児のときより大人っぽく、男らしくなってて、ステキ♪

熊欣欣さん、ニコの忠実な部下役。セリフは確かなかった。
が、今もってアクションばりばりできるのね。スゴい!鬼足思い出す。なぜかひとりだけ辮髪(笑)

その昔、『少林寺』で師父を演じていた于海師、今回は少林寺の方丈役。しかもアクションシーンあり!お年を感じさせないすばらしい動きに感動〜〜。

ファン・ビンビン、整形してようがしてなかろうが、凛とした美しさでは、現在、中華圏ではやはりナンバーワンだね、この人は。
『孫文の義士団』のドニーの元妻役もよかったけど、今回のアンディの妻役も、説得力あってよかった。

子供たち、少年武僧を演じた子供たちは、確かホンモノの少年武僧たち。なので、アクションがすばらしいのはもちろんなのだけど、アンディやジャッキーと交流するシーンなどもすごくよくて、特にとあるシーンで彼らが見せる純真さには泣かされる。
あと、アンディの娘を演じた日中ハーフの嶋田瑠那 (噜娜)ちゃんもすんごく可愛かった〜。今後日本でも活躍してほしい。

このように、主要俳優陣がとにかくよいのだけど、あと忘れてはならないのは、すんばらしい少林寺のセット。
よくまあ、あれほどのセットを作ったものだ。見事としか言いようがない。
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と、絶賛してるけれど、ちょっと納得いかないところもあるにはある。
(以下ちょっとネタバレなので伏字)

民衆の前でアンディが演説するシーン、かなり強引。
エラそうなこと語ってるけど、こんなことになったのはアンタのせいやろーっ!とツッコミ入れたくなる^^;
予告で「すべてを救う男」って、いやいや、この人来なければ、こんなことになりませんでしたから。


ま、でも、総合点高し。
仏教思想をテーマにしながら、きっちりエンターテインメント作品に仕上げたベニー・チャンは、やっぱり上手い!と思う。
ふえ〜ん、私も日本語字幕で見たいよ〜〜。

オススメ度 4と5の間
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)

111105_01.jpg新少林寺[Shaolin]
監督:ベニー・チャン
出演:アンディ・ラウ ニコラス・ツェー ジャッキー・チェン ファン・ビンビン(2011年度作品)

『新少林寺』日本語公式サイト(注:音出ます)



posted by けろにあ at 02:43 | Comment(4) | TrackBack(1) | 映画・DVD感想/さ行 | 更新情報をチェックする

2011年10月25日

『白蛇伝説』(普通話音声、簡体字&英語字幕)

やっとこさ見てきた『白蛇伝説』。

白蛇の化身である「白娘子」(「素素」)と人間の若者「許仙」が恋に落ち、夫婦となって愛を育もうとするのを、そんなことは許せーんと、妖怪バスター僧「法海」が2人の仲を引き裂くという、中国では古代の四大民間伝説のひとつとして数えられている、誰しもが知っている悲恋物語「白蛇伝」の映画化作品。

私が一時帰国している間に、抜け駆けして見に行った相方は、「CGは超安っぽいけど、これでもかってカンジですんごい。でも、大人が見る映画ではないな」と言っていた。
ので、まったく期待せずに、というか、相当イタイ作品であることを覚悟して見に行ったわけだが、それがよかったのか、けっこう楽しめた。

CGは確かに安っぽい。ところどころ苦笑してしまうほどなのだが、まあ、見ているうちに慣れてくる^^;
監督がチン・シウトン(トニー・チン)なので、ワイヤーアクションバリバリなのだが、それも、こういう奇想天外なファンタジックな作品には違和感なし。
んでもって、物語があれよあれよと進んでいくのだけど、日本で言うならさしずめ日本昔話の映画化みたいなものなので、それもアリかな。
そして、ラスト、大げさな演出と音楽で、力技で盛り上げます、チン・シウトン(笑)

ま、個人的には、白蛇と若者を引き裂く僧「法海」を演じるジェット・リー(だけ)を見に行ったわけで、他のことは少々イタくっても気にならない。ってのが本音。

さて、そのジェットだが、(安っぽい)CGバリバリ、ワイヤーバリバリ、苦笑ものの妖怪たちの中にあっても、その立ち姿、動き、目線、表情、きっちり隙なく美しい!!就可以!太満足了!
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あと、ジェット演じる法海の弟子「能忍」を演じる文章(ウェン・ジャン)くんが非常によい! つーか、オイシイ役。
その演技力は『海洋天堂』で周知のところであるが、今回は、お笑い担当。ウマいね、彼は。とにかく笑える笑える。帰り道で思い出して吹き出した。
日本でなら、大泉洋サンが演じそうな役でござる。
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白蛇と恋に落ちる若者「許仙」を演じるレイモンド・ラムも無難に男前(誰が見ても男前でいい人に見える)でよかったし、白蛇の妹青蛇「青青」を演じるシャーリーン・チョイもキャラに合っててよかった。
ワンシーンだけの登場だったけど、ラム・シュー、ジャン・ウー、チャップマン・トーのお笑いデブ3人組も十分笑わせてくれたし。
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と、予想外に楽しめたのであった。

ただーし、聞いてはいたが、主役の白蛇「素素」が・・・。
ファンの方には申し訳ないが、ホアン・シェンイー、ちっともキレイに見えなかった。
ただでさえ、この有名な物語の白蛇を演じる女優に関しては、観衆の期待・要求が高くなるのに、これはマズかろう。
もしかしたら、そういう役だからこそ、オファーを受ける女優が他にいなかったのかも・・・と邪推してみたりして。
このあたりが、中国でいまひとつこの作品の評価がよくないところらしい。(私の老師によると)

あ、それから、ビビアン・スー、予告やメイキングや宣伝画像にたくさん出ているけれど、本編での登場は冒頭に少しだけ。ゲスト出演ですな。
ビビアンファンの方は、そこ要注意。

ま、何にしても、連杰迷の皆さまがた、『海洋天堂』で文章くんのファンになったおねーたま方には、是非ともご覧いただきとうござる。
ただし、クライマックスシーンがアレなので、日本公開は難しいかも。(あったとしても、何年か後になるでしょうなぁ。)

オススメ度 3(ジェット・リー:5 その他俳優陣:4 CG:2)
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)

『白蛇伝説』白蛇伝説[ITS LOVE]
監督:チン・シウトン(トニー・チン)
出演:ジェット・リー ホアン・シェンイー レイモンド・ラム ウェン・ジャン シャーリーン・チョイ(2011年度作品)

『白蛇伝説』公式サイト(注:音出ます)



posted by けろにあ at 22:20 | Comment(12) | TrackBack(0) | 映画・DVD感想/は行 | 更新情報をチェックする

2011年09月08日

mixiページ始めました

ブログの更新を放置しっ放しの理由のひとつに、管理画面へのアクセスが面倒くさい(速度が遅いのよねん)っていうのがあって、つい感想をツイッターやmixiボイスで済ませてしまいがちなんですよね。
でも、ツイッターやmixiボイスってすぐに流れていってしまって、自分でもいつどんな映画を見て、どんな感想つぶやいたのか忘れてしまいます。
Facebookを利用できればいいのだろうけど、原則大陸からはアクセス不可で、ツイッターのようにwebアプリを使うわけにもいかないし、常時裏技使うのも面倒だし・・・ってことで、先月末にスタートしたmixiページを始めることにしました。
スタートしたばかりなので、いろいろ不具合や予定通りでないこともあるようですが、ブログよりお手軽なので、こちらにアップしない鑑賞作品の記録や簡単な感想を書いていくつもりです。
mixiをご利用でない方もご覧いただけるようですので(ただし、フォローはできない)、よろしかったらどうぞご覧くださいませ。

けろにあのmixiページ「看電影了」
http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=104366

posted by けろにあ at 01:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | 更新情報をチェックする

2011年08月25日

『竊聽風雲2』(普通話吹き替え、簡体字字幕)

2となっているが1とは全く関係ない別の話。
が、監督:アラン・マック、フェリックス・チョン、出演:ルイス・クー、ラウ・チンワン、ダニエル・ウーは1と同じく。が、アレックス・フォンは今回はチラっとだけ。

証券ブローカー羅敏生(ラウ・チンワン)は、本人はそうと知らないのであるが、正体不明の男(ダニエル・ウー)に盗聴・盗撮されている。
ある日、車で出かけた羅は不審な車に尾行されていることに気がつき、尾行を撒こうとして交通事故を起こしてしまう。
軽傷で済んだ羅であったが、羅の車輌から軍事用の高性能な盗聴器が発見されたことにより、保安課(日本でいうところの公安のようなものか?)が捜査に介入。
何智強(ルイス・クー)をリーダーとする保安課の捜査により、徐々に明らかになる盗聴・盗撮をしていた男の正体。そして、羅が係わりを持っている「地主会」という組織の存在。
男の目的は何なのか、「地主会」とはいかなる組織なのか・・・。
(注:中国語音声、中国語字幕での鑑賞のため、間違っているところがあるかもです。)

1では、サスペンスフルな展開よりも、むしろ登場人物個人個人の事情を描くことに重きが置かれていて、割と単純なストーリーだったけれど、今回は、ルイス演じる警官の捜査が主軸になっていてミステリー要素が強かったように思う。
が、途中、証券取引の場面があり、それがこの作品の一番盛り上がる部分なのだけど、中国語音声、中国語字幕では、お手上げ^^; 結果はわかったけど、細かいところまで理解できず。日本語だったらもっと面白さを堪能できただろうな。

個人的には1より面白かったと思う。てか好きだな。
1は見終わった後どんよりする結末だったのと、なんとなくピリっとしたカンジがなくてもひとつだったんだけど、今回はストーリーが複雑になってたのに、よくまとまってたと思う。
最後、ちょっと切ないけど、なるほどーと思わせるトリックもあったし(といっても簡単なものだけどね)。何より失笑するような強引さがなかったし(これは好みの問題かと思うが)、見終わった後どんよりしないし^^
ただ、序盤と中盤にカーチェイスシーンがあるんだけど、中盤のはもうちょっと短くてもよかったかも。
頑張って撮ったから使いたい・・・って気持ちは理解できるけど、ちょっと冗長な気はした。

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ラウちんは、今回は、優秀な証券ブローカーだけど、ちょっとさえない人。
カッコいい役はルイスとダニエルに譲ったってカンジかな。
でも、証券取引をする場面はカッコいい! それと、彼なりの決着のつけ方も。
ただ、冒頭で事故を起こす車はブルーのフェラーリなんだけど、ごめん、ラウちんにフェラーリは似合わんっ!と思った^^;

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前回、ラストで唖然とする姿となってて、思わず失笑してしまったルイスは、今回はヒゲ面に白髪交じりの老け役だけど、ビシバシ部下に指示を飛ばし、有能で、クールで超カッコいい!
笑えるルイスやダラダラルイスもいいけど、こういうクールな役、好きだなぁ。

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軽佻浮薄な若者やちょっと情けない役が多いダニエル、今回は、鉄の意識でもって目的を果たすってカンジですんごいカッコいい!
彦迷さま方は大いに期待してオケ!

大作ではないし、何度も見たくなるような秀作というほどでもないので日本で劇場公開は難しいかもしれないけど、映画祭とかでは上映してほしいなぁ。
カッコいいルイスとダニエルを是非見て欲しい!

オススメ度 4
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)

竊聽風雲2竊聽風雲2[OVERHEARD2]
監督:アラン・マック フェリックス・チョン
出演:ラウ・チンワン ルイス・クー ダニエル・ウー(2011年度作品)

『竊聽風雲2』新浪サイト


※カテゴリは、中国語読み「チエ ティン フォン ユゥン」から「た行」にしておきます。

『竊聽風雲』の感想

posted by けろにあ at 11:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD感想/た行 | 更新情報をチェックする

2011年07月09日

『武侠』(普通話音声 中国語字幕)

やっとこさエントリ。
時間かかったわりにはムダに長ったらしくて大した感想じゃないけど・・・。
一応極力ネタバレなし。

※一部訂正。金城くん演じる徐百九は探偵かと思っていたのですが、そうではなく「捕快」=現代の「刑事」のようなものでした。(2011.9.5追記)

とある山村で起きた不可解な殺人事件を村にやってきた風変わりな探偵捕快(刑事)が解き明かし、謎めいた容疑者の過去が明らかになる・・・って一見「金田一耕助シリーズ」?なのだが、舞台は中国雲南のとある山村、時代は清朝末期、起きた殺人事件は、凶悪な強盗2人を寸鉄も帯びてなかったひとりの村人が返り討ちにしたというもの。
その村人の名は劉金喜(ドニー・イェン)、妻(タン・ウェイ)と2人の子供と共に穏やかな暮らしをしている紙作り職人。
強盗から村を守ったことで、劉金喜は村の英雄として褒め称えられるのであるが、村にやってきた変人探偵捕快 徐百九(金城武)は、劉金喜が只者ではないと睨み、その過去と正体を暴こうとする。やがて、明らかになる劉の正体。しかしそれが、劉と村に大いなる災いをもらたすことに・・・という内容のミステリーアクション作品。
(注:中国語での鑑賞のため間違っているところがあるかもです。当時の警察機構のことはよくわからないので、徐百九は探偵ではなく現在の刑事のようなものかもしれません。)

と、物語だけを見るとすごくサスペンスフル&スリリングなカンジなのであるが、随所で爆笑。
特に金城武演じる徐百九のキャラたるや、金田一耕助をさらにすっとぼけさせたようなキャラ。(って、どんだけ変人なんだ!?)
しかもなぜか人体に関する異常なまでに深い知識があり、自らも針を使って人体(感情までも)をコントロールすることもできたりする。
そんな変人に睨まれてしまった劉金喜にしたら堪ったものではないのだが、自らの推理を証明するために徐がとる行動やオタクっぽい解説が、とにかく面白くて爆笑。
『レッドクリフ』の孔明さんも『K−20』の平吉さんも面白かったけど、それの比じゃない。大真面目に突拍子もないことをするから笑える笑える。
今回最も話題になった四川語は、金城くん本人が「四川語にして、やっと役柄がつかめた」というようなことを話していたけれど、確かにしっくりきてる。何言ってるか全然わからないけど、このキャラにはピッタリに思える。
将来的に日本で公開され(されると信じたい)、DVDやBDが発売された暁には、日本語吹き替えは是非とも訛っていてほしいものだ(笑)

また、8分間予告で登場したような徐の推理に従って事件を再現するシーンや突如人々がミュージカルっぽく歌い始めるシーンがあるのだが(これはその地方の風習として捉えることもできるのであるが)、そのあたりの演出も、ひとつ間違えば「しょーもなー」とひいてしまいかねないところであるが、妙に笑える。

しかし、決してコメディ作品ではなく、すっとぼけたキャラの徐百九には実は深く苦悩していることがあったり、劉金喜も自らの忌まわしい過去に懊悩していたり、劉の妻も悲しい過去を持つゆえに実は日々耐え忍んでいることがあったりと、人の情感を描くのに長けたチャン監督のオハコともいえる人間模様の描写もしっかりなされている。
で、『ウォーロード/男たちの誓い』で男3人をぞれぞれ泣かせたチャン監督、今回も泣かせてる。『ウォーロード/男たちの誓い』でこちらが胸が痛くなるほど号泣していた金城くんは、今回は静かに涙を流すだけだが、ドニーは男泣き。この場面、切ないー。ドニーがあんなふうに泣く姿、初めて見たかも。

近年、細やかな情感をも見事に表現した演技を見せてくれるドニー、でも、ドニーといえば、やっぱりアクションに期待してしまうわけで。
が、正直『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳(精武風雲 陳真)』(9月17日日本公開)のアクションには満足できなかったので、実は少々心配だったのだが、今回は大満足!
劉金喜は、いわば「羊を皮をかぶった狼」なのだけど、敵に対峙したときの「狼に戻った!」というドニーの表情の豹変ぶりにテンション急上昇!! 繰り広げられる戦いにはアドレナリン噴出!!
惠英紅女史とのバトルシーン、スゴかった。ドニーvs女性のバトルシーンって、物足りないこと多いけど、惠英紅さんのアクション、すばらしかった! ちなみに惠英紅さん(御年51歳)、かつてドニーのママのお弟子さんだった時期があったとか。納得。

さらに、『SPL/狼よ静かに死ね』『イップ・マン 葉問』で御大サモ・ハンとのすばらしいバトルを見せてくれたドニー、今回の相手(ラスボス)は、なんと、かの往年のアクションスター「天皇巨星」ジミー・ウォング!
しかも、これは明らかに「かつてジミーが演じたキャラクター」へのリスペクトだー!という展開。
でもって、ジミー・ウォング、若い頃とは別人のように貫禄あるお姿になっているのであるが、これがめちゃくちゃ強い〜〜。しかも不気味で怖くて迫力満点〜〜。

で、どういう結末になったかというと、これがもう予想だにしなかった決着のつき方で、一瞬唖然のち爆笑のち切ない〜。
結果、大満足!

ただ、大陸での評価は賛否両論。
高く評価している人たちは私と同じような感想を持ったようだが、否定的な人たちは、ストーリーに斬新さがない、古くさい話を奇抜な演出で表現しただけ、「かつてジミー・ウォングが演じたキャラクターへのリスペクト」がムリヤリで説得力がない、決着のつけ方が「武侠」作品ではない・・・などと感じたもよう。
まあ、それらの意見も確かに間違ってはいないと思うけど、私はすごく面白かったからそれでよし。

個人的には今まで見たチャン監督作品(もちろんすべてを見ているわけではないけど)の中で一番好きだし、今まで見た金城くんの中で(こちらももちろんすべてを見ているわけではないけど)一番好きだな。私が制作者だったら、「徐百九シリーズ」とか作りたい(笑)
ドニーは、やっぱり『葉問』が一番だけど。

ということで、日本公開熱望!
武迷、ドニ迷の皆さま、香港、台湾まで見に行く価値ありと思いますぞ!

あ、そうだ、インタビュー等でさんざん話題になってたドニーと金城くんの〇〇シーンですが、期待しすぎないように(笑)
最近の大陸では、日本の「腐女子」というコトバが輸入されて以降、インターネット上でものすごーく盛り上がっており、マスコミもそれに乗じてなんでもかんでもBLに結びつけて楽しむ風潮があるので、鵜呑みになさいませぬよう。
私はそんなカンジは受けなかったし(元腐女子=今もちょっと腐女子な私が言うのだから間違いない)、むしろ緊迫感バリバリな場面でしたよ。

オススメ度 4と5の間
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)

『武侠』ポスター武侠[WUXIA]
監督:ピーター・チャン
出演:ドニー・イェン、金城武、タン・ウェイ、ジミー・ウォング、ジャン・ウー、惠英紅(2011年度作品)


※「武侠」の中国語読みは「wuxia」ですが、「ぶきょう」と日本語読みして「は行」にエントリしておきます。
posted by けろにあ at 15:04 | Comment(12) | TrackBack(0) | 映画・DVD感想/は行 | 更新情報をチェックする

2011年06月30日

『武侠』見面会

久々の更新です。すんまそん。
でも、やっぱこれはエントリしておかないとね。

7月4日に大陸で公開される、ピーター・チャン監督作品(出演:ドニー・イェン、金城武、タン・ウェイ他)『武侠』の公開前上映&見面会(舞台挨拶)に昨日行って来ましたー!

いやはや、まったく、今回は焦りまくりました。
一度決まっていた会場が直前に急遽取り消しになり、新たな3会場が発表されたものの、その詳細情報をキャッチしたのが前日夜。

3会場のうち、ドニー、金城くんが登場する予定になっているのは2会場。
莘庄海上国際影城:18:30〜作品上映、上映後見面会。
大光明影院:21:40〜見面会、その後作品上映。
大光明影院のが近くて便利なのだけど、終わったら0時頃なるので、できれば莘庄海上国際影城の方に行きたいなと。

そんな希望も含めて、上海プレミアあったら一緒に行こうねと約束していた中国語の老師に情報をメール。しかし、返事がない。一晩待って当日早朝再度メールして10頃まで待ったけど、やっぱり返事が来ない。携帯番号は聞いてない・・・。うう、困った。
しかたがないので学校に電話して携帯番号を教えてもらおうと思ったら、今授業をしているとのこと。ラッキー!
詳細情報をプリントアウトして大急ぎで学校へ。彼女の授業が終わるのを待って、斯く斯くしかじか。
じゃあ今からチケットを買いに行こうとなったのだけど、ネットでも買えるからそっちを先に試そうと学校のPCでトライ。(このあたりウチの学校は大らかなのだ)
チケット購入サイトに老師が登録、座席予約画面を見ると、なんと残り4席!!!ぎゃー!
端っこの方だったけど3列目の席が並んで空いていたので、そこをソッコー予約。
しかし支払いに指定の銀行カードかクレジットカードが必要。私の老師は持ってない。もちろん私も持ってない。
その場にいた他の老師何人かに聞いてみるが、みんな持ってない。確実に支払い可能なカードを持っている老師がひとりいるが、まだ授業中。15分以内に支払い手続きをしなくてはキャンセルになってしまう。早く早く〜〜!
と、残り時間8分くらいのところでやっとカードを持っている老師の授業が終了。事情を話すとそういうことがよくあるのか、簡単に「いいよ」と支払い手続きをしてくれることになった。が、この手続きが超面倒で、よくネットショッピングをしているその老師も「こんなややこしいの初めて」。
それでもなんとか手続き終了し、無事予約番号をゲット。あとはそれを会場で見せればOK。
ふひ〜〜焦った。
それにしてもネット購入にトライしてよかった。直接行ってたら確実に売り切れていた。
その前に、私ひとりだったら、絶対チケットゲットできなかった。長年暮らしている人(この国の銀行カード、クレジットカードを持っていて、PCと携帯の両方のネットを使いこなせる人)を除いて、普通の外国人にはムリだよあんな購入方法。

と、前置きがえらく長くなってしまいました。
すんまそん。チケットゲットが大変だったことも記録に残しておきたくて・・・。

そして夕方、会場へ。
莘庄海上国際影城は最近できた映画館のようで、映画館が入っているショッッピングモールはまだオープン前でした。工事の状況を見るともう間もなくオープンするもよう。映画館だけ先に営業してるみたい。

映画館には『武侠』の看板がデカデカと。
01 看板

こちらは立体的な宣伝看板。
02 立体冠看板

18:30上映開始。(作品の感想はまた別途エントリしますが、めちゃ面白かった!!)

上映終了後、ステージに垂れ幕が準備され、いよいよお待ちかね、監督&俳優陣の登場。
03 垂れ幕

登場したのは、ピーター・チャン監督、ドニー・イェン、金城武、惠英紅(この方、カーラ・ウェイ/カーラ・ホイ/カーラ・フイ/クララ・ウェイ/ベティ・ウェイと日本語での表記がたくさんあるもよう)の4名。残念ながらタン・ウェイちゃんは上海には来なかったもよう。
21 全員

うっきゃー!!ホントに来たよドニ&タケス〜〜!!
生ドニは2度目だけど(こちら参照→『葉問』上海プレミア)、生タケスは初めて!年甲斐もなく、思わず「きゃ〜〜」と言ってしまった(〃▽〃)
でも、会場にいた観客、男性も女性もみな同じような気持ちだったらしく、「あの寡黙なミステリアスな超男前の金城武が来たよー!本物だよ!動いてるよー!」ってカンジ(爆) 異常な盛り上がり(笑) みんな写真撮りまくり。

まずひとりひとり簡単な挨拶をして、その後質疑応答へ。
でも、金城くんの挨拶のときは「大家好!(みなさんこんにちは)」だけで、会場が「うわ〜」「うお〜」という歓声に包まれた。
金城武がしゃべってるよ〜〜!!!ってカンジ?(爆)

質疑応答タイム、質問したのは5〜6人だったかな?
いつものことだけど、短い時間ながらみんな丁寧に答えてました。
内容はどうせ聞いてもわからないのでほとんど聞いてませんでした(爆)
ただ、たぶん出るだろうなと思った金城くんへの質問というかお願いがやっぱり出たのはわかりました。「四川語で何か話して」
おそらくすでに何度も聞かれたり言われたりしてるだろうに、そしてこれからも何度も同じ状況になるだろうから、きっと内心うんざりしてると思うのだけど、ほんの一瞬苦笑したあと「大家好、我是金城武」と四川語で言った金城くんでした。会場は割れんばかりの拍手。
みんな生で聞きたいのよね、金城くんの四川語。

質疑応答の中で、チャン監督に対する物語の結末に関する質問があったのだけど、チャン監督の説明(老師があとでわかりやすい中国語で再度説明してくれた)、これはなるほどと思いました。
これに関しては、思いっきりネタバレになるので、近い将来、日本の皆さんが作品をご覧になった頃にでも機会があったらご紹介しますね。

私はといえば、この間ほとんど写真撮ってました。
たくさん撮っても満足のいくものは何枚かに1枚しかないですからね、シャッター切りまくり。
でも、カメラのディスプレイばかり見ていると、スクリーンやTV画面を見ているような気分になるので、時々は肉眼でしっかり見なくちゃ!と、もうアレな目を必死でこらして…(笑)
この前一時帰国したときに双眼鏡を持って帰ったのは失敗だったなぁ。(双眼鏡は主にF1観戦で使用のため)

しっかし、金城くんは、ほんとにほんとにカッコいいですな。想像していた以上ですわ。迷でなくてもうっとりしますな(笑)
本作で金城くん演じる徐百九の妻役(正確には分かれた妻かな)を演じたは李小冉は、インタビューで「金城武と向かい合うシーンを撮影してどうでしたか?」と聞かれて、「好帥啊〜(カッコよかった〜)」と答えたそうな。そして、「登場シーンは1シーンしかなかったけど、金城武の妻役を演じられたからそれで満足」とも語ったそうな。女優でさえそうなのですな。
いやいや、ホンマ眼福眼福〜〜♪

ただ、ちょっと気になったのは、今回、ドニーが元気なかったこと。
明らかに表情が冴えないというか、顔色の悪いのを隠すためなのかメイク濃い目だったし、笑顔が少なかったし、『葉問』プレミアのときのような溌剌としたカンジがまったくなかったのです。
連日のプレミア、プロモ、インタビューなどで疲れているのかな・・・。
体調が悪いとか、家族に心配なことが起こっているとかでないといいのだけど・・・。

そんなこんなでわずか10分ほどで見面会終了。
チャン監督とカーラ女史は2つめの会場へ移動したと思われ。
ドニー&金城くんは2会場目は参加の予定なしで、3会場目に再度登場予定だから、休憩だったのかな?

が、実は退場直前にちょっとしたハプニングが。
終了と同時に近くで金城くんの写真を撮ろうとしたと思われる何人かがステージに向かってダッシュ。が、ひとりの男性がつまずいてステージ方面に吹っ飛ぶように転倒。
その時、ドニーとカーラ女史はすでに退場していて、金城くんと監督は退出口の方に向かいかけていたのだけど、金城くん、思わず転んだ男性に駆け寄り、助け起こそうとしました。(男性は自力で起き上がってましたが)
なんて優しいのでしょう金城くん。うっとり・・・(爆)
そして、最後まで笑顔で手を振りながら退場していった金城くんでした。

チケットがゲットできるかどうか危うい状況でしたが、行くことができてホントによかった!
作品は面白かったし、ドニ&タケスの揃い踏みを見られたし、短い時間でしたけど大満足な見面会でした。

そして案の定、興奮のあまり昨夜はほとんど眠れなかったのでした(爆)


なお、会場で撮った写真をフォト蔵にアップしました。
同じような写真ばかりですが、よろしかったらご覧ください。
ドニーは表情が冴えなかったので今回少なめです。ドニ迷の皆さま、ごめんなさい。
監督とカーラ女史の写真は1枚ずつです。ま、これはいいよね(^^;
写真はお持ち帰り、転載ご自由にどうぞ。ご連絡いただく必要はございません。
転載される場合は、気が向いたらこのブログへのリンクを記載しといてくださいまし。

posted by (C)けろにあ
posted by けろにあ at 14:20 | Comment(17) | TrackBack(0) | 映画・DVD/あれこれ | 更新情報をチェックする

2011年03月31日

『海洋天堂』公式サイト

相変わらず放置しっ放しになってます、ブログ・・・。
ま、しかたないヤツだなと笑って許して。

しかし、これだけはエントリせねば。

ついに、

『海洋天堂』公式サイト

ができました。
まだトップページだけのようですが・・・。

「平凡にして偉大なるすべての父と母へー。」

すばらしいコピーですね。

作品も、本当に本当にすばらしいです。(「すばらしい」しか言えないんですけど・・・)
しかし、ただの感動作ではありません。
感動作ですが、決して、必要以上にお涙頂戴演出がされた作品ではありません。
この作品は、自閉症患者を取り巻く様々な問題を浮き彫りにしています。
そしてその問題は、中国も日本も大差ないように思われます。

ひとりでも多くの方にこの作品をご覧いただき、自閉症患者とその家族、いえ、自閉症だけではなく、身体障害や学習障害等を含む社会的ハンディキャップをお持ちの方々とそのご家族をとりまく様々な問題に関心をお持ちいただけることを切に願います。

2011年01月01日

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます

昨年は身内の病気で日本と上海を行ったり来たりで、
トータルすると5ヵ月間日本に滞在していました。
また、ブログを2度引越しせねばならなくなったりということもあって、
あれこれバタバタした1年でしたが、
今年は落ち着いた日々を送って、ブログの更新も頑張りたいと思います。